インタビューライターは、自分が「なるほど」と答える回数をカウントしている
- 中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)

- 2 日前
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更新日:2 日前

★★★「インタビュー講座」2026年2月14日までモニター価格1万1000円で受付中★★★
インタビューをしているとき、相手の回答を聞いて「なるほど」「分かります」と答えるのは少し気を付けた方がいいです。簡単にいうと、「おっしゃっていることは私も知っていますよ」と、やや上から目線な印象を相手に与える可能性があるから。
相手は“とっておきの誰も知らない話”をしてくれたのかもしれません。なのにそんな受け答えをすると相手の気勢をそいで、その後、話が弾まなくなる可能性があります。「そうなんですね!」「興味深いお話ですね」など、ふさわしい答え方はほかにもいっぱいあるはずです――。
という話をインタビュー講座でもしているのですが、「なるほど」は自分も結構、使ってしまうんですよね。便利な言葉というか。この言葉にはもちろん良い面もあり、相手の話を聞いて「思わず膝を打つほど驚いた」というニュアンスが確かにあるわけです。
で、果たしてインタビュアーとして「なるほど」という受け答えはアリかナシか……。
などと若干迷っていたら、インタビュー講座の受講者さんから面白いエピソードを聞きました。YouTube番組『令和の虎』で、ある時、起業家が提案したアイデアが審査員(虎)たちからボコボコにされていた。その起業家は反論もできず、ただ審査員たちの言うことを聞いて「なるほど」「なるほど」「なるほど」と返していた。そのうち一人の審査員から「あなたね、『なるほど』って言わない方がいいよ」と怒られたというのです。
インタビューライターは食レポ芸人?
なんだかそのときの映像が頭に浮かぶような気がします。これまた例え話ですが、テレビ番組で芸能人が「食レポ」をするとき、もし、口に入れた瞬間「おいしい!」と言ったら「うそ~!」と思いますよね。お料理を口に運び、噛みしめ、味わい、その刺激が脳に届き、その時の感覚を表す言葉を選び、口から言葉を発する……。0.1秒? 0.2秒? いや、もっとかかるでしょう! と誰もが思うわけです。
つまり、ぜんぜん感じていないし、自分の中で“咀嚼”していないし、考えてもいない食レポ。だから、そんな食レポをする芸能人はまずいません。
話を戻すと「なるほど」を連発することで、インタビュアーが感じていない・咀嚼していない・考えてもいないと相手に伝わる可能性が大いにあります。あくまでインタビュイーとの関係性によりますが、1・2回言うのはOKだとしても、連発は避けたほうが良さそうです。
まぁ、そういう自分は受講者さんから、この『令和の虎』のエピソードを聞いた時、「なるほど!!!」と言ってしまったのですが。
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