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インタビュアーはスティーブ・ジョブズの20秒の沈黙も待つ
インタビュー中に相手が黙り込んでしまった……。5秒、10秒と続く沈黙に焦り、つい別の質問を投げかけたり、自分が喋ってしまったりした経験はありませんか? 自分がまさにそうでした。大体、5秒を越えると我慢できなくなり、自分から沈黙を破ってしまう。しかも大した意味もない余計なひと言で。 実は、この「沈黙」には重要な意味が含まれています。相手が真剣に回答を考えて言葉を探しているときの沈黙なら、インタビュアーは自分が喋りたくてもこらえ、「ひたすら待つ」のが正解です。焦って言葉を挟んでしまうと、相手の奥底から出てきそうだった「本音」が、また相手の心の奥底へと引っ込んでしまうのです。 もちろん、相手が質問の意図がわからず戸惑っている場合は、別の言葉に言い換えたり、質問の角度を変えたりするフォローが必要。場合によっては「考えがまとまっていなくても大丈夫ですよ」と回答のハードルを下げる工夫も有効です。 沈黙を恐れず、「待つべき沈黙」を見極める。これも、当社の講座でお伝えしているプロフェッショナルに欠かせない大切な技術の一つです。 というブログを書いていたら、「M

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
21 時間前読了時間: 2分


インタビューのゴールを決める4つのポイント
いざインタビュー(取材)の依頼を受けると、すぐに相手のことを調べたり、質問を考えたりしたくなりますよね。でもちょっと待ってください。手を動かす前に、「このインタビュー(およびライティング)のゴールは何か、明確にしておく必要があります。当社のインタビュー講座ではそのゴールを「4つのポイント」に分解してお伝えしています。 1つ目は「誰に(ターゲット)」、2つ目は「何を(主題)」。ここまでは高校生向けの作文の参考書にも書かれています。事実、私は出版社勤務時代、そのような参考書を読んで文章の勉強をしました。ライター向けの文章本には、3つ目まで書かれているものもあります。しかし、4つ目はよそでは見たことがありません。 実際、「4つのポイント」の3つ目・4つ目を思い浮かべることができる人は少ないです。インタビュー講座の受講生さんには、よく「目的(文章を書く目的)」と答える方もいらっしゃいますが、そもそもゴール(目的)を4つに分解しているので違います。3つ目・4つ目には文章ならではの、言葉を扱う者ならではの語句が入ります。 4つのポイントはカメラの三脚ならぬ「

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
22 時間前読了時間: 2分


インタビューライターはイタコである
ライターという仕事をしていると、時折「自分という個性が消えていく」ような感覚に陥ることがあります。 名の知れた著名な作家であれば、その人独自の文体や主観が求められるでしょう。しかし、私のような職人ライターは違います。原則として「自分がその媒体(ウェブサイトや雑誌)そのものになったつもり」で筆を動かします。そこに個人の好みや主義主張を差し挟む余地はまずありません。 この感覚は、どこか「イタコ」に似ている気がするんです。青森県恐山の、あのイタコ。 死者の霊を呼び出し、その言葉を自らの口を借りて語る「口寄せ」。ライターもまた、取材対象者の想いを汲み取り、掲載されるメディアのトーンという「衣」を纏って言葉を紡ぎます。自分という器を空っぽにして行うそれは、口寄せにそっくりです。 「自分の名前で書きたい」という欲求も無いことはないですが……。自分はオウンドメディア、つまりお客さまの媒体づくりに長く携わってきました。自分が制作したオウンドメディアに、自分が書いた文章が載っているわけですが、自分の名前は一切載っていない。なぜならお客さまの媒体だからです。自分はそ

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
4 日前読了時間: 2分


インタビューライターは大谷選手と同じ気持ちで現場に挑む
インタビューを成功させる秘訣は何でしょうか? 巧みなトークスキル? いいえ、実は「事前準備」です。当社のインタビュー講座では、「プロ野球選手が練習したり休息をとるように、鮨職人が材料を仕入れたり仕込んだりするように、プロのインタビュアーも徹底的に事前準備をする」とお伝えしています。 インタビューの準備は大きく分けて「質問票(質問リスト)を作ること」と「事前調査すること」の2つ。 準備がしっかりできていれば、極端な話、インタビュー本番は成功したも同然と言えます。特にオンラインや限られた時間での取材では、行き当たりばったりの質問は致命傷になりかねません。あらかじめ「この質問をこの順番で聞く」という構成を固めた質問票があれば、インタビュイーにとっても話がダブらずに答えやすくなります。 さらに、準備をすればするほど、相手からの「想定外」の回答にも対応しやすくなります。 読者に価値ある情報を届けるためにも、まずは「準備」に時間をかけてみてください。講座では、時間をかけすぎない効率的なリサーチのコツも具体的にお伝えしています。 ★★★インタビュー講座★★★.

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
5 日前読了時間: 1分


インタビューライターはカメラマンに嫉妬する
インタビューライターは、カメラマンを羨ましく思うことがあります。特に自分は“写真が肝”となる雑誌を編集していたのでそう感じていました。 どれだけ言葉を尽くしても、一枚の写真にかなわないと感じることが多々あります。実際には言葉と写真が協調し、読者にメッセージを伝えるわけですが、読者の目を一瞬で引き込むという点において写真にはかないません。 かつてフィルムカメラが主流だった時代、その嫉妬には「仕事の手離れの良さ」も混じっていました。撮影が終われば堀内カラーにフィルムを届けてカメラマンの仕事は一段落w それに対してライターは、そこから膨大な録音データと格闘する日々が始まります。もっとも、写真がデジタルになり、カメラマン自ら写真をレタッチする今は、安易に「楽そうだ」とは言えなくなりましたが。 それでも、私が今でもカメラマンに感謝と敬意を抱くのは、駆け出しの頃の記憶があるからです。右も左も分からなかった新人の頃、現場に経験豊かな仲間=カメラマンがいるだけでどれほど心強かったか。私は出版社の社員という立場でしたが、取材のイロハ、プロとしての矜持、そして現場の

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
6 日前読了時間: 2分


インタビューほどエモい仕事はない
インタビューの一番の醍醐味は何か? 人によってさまざまだと思いますが、私は「人間模様に触れられること」だと感じています。人間の悲喜こもごもと言うか、イマドキ(?)の表現でいう「エモい」場面に遭遇できること。 例えば、今でこそ大成功している経営者の方に、起業当時の苦労話を聞いた時。「最初の一年は全然売上がなくて大変だったけど、ようやく先が見えたとき、社員を吉野家に連れていってごちそうした」。そんなエピソードを披露してくれれことがありました。会社の公式ホームページには載らないような、そんなささやかだけれど温かいエピソードに触れると、相手の人間らしさが伝わってきて胸が熱くなります。 あるいは「話し方教室」に通っている主婦の方に、教室に通い始めたきっかけを聞いた時。「ずっと家で生活をしていたんですが、ある日、台所の窓から外を眺めていたら、ふと『私の人生、こんな形で終わっていくのかな』ってモヤモヤした気持ちになって。夫の助言もあって通い始めたんです」と語ってくれました。自分はその人の家族でも何でもない赤の他人ですが、そんな話を聞くと「あぁ、本当に良かったな

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
3月14日読了時間: 2分


インタビューを受けると頭の中が整理される
インタビューって、こちらが「情報をもらう」だけのものだと思っていませんか? 原則、そうはなるのですが――。実は、お話をしてくださるインタビュイー(取材される側)にとっても、大きなメリットがあるんです。 それは、話すことを通じて「頭の中が整理される」こと。 普段、当たり前のようにやっている仕事の工夫や、心の中に秘めている想いって、自分自身ではなかなか言語化する機会がないものです。でも、インタビュアーであるあなたが「なぜそう思ったんですか?」「それは具体的にどういうことですか?」と素直な疑問を投げかけることで、相手は「そういえば、なんでだろう?」「改めて言葉にすると、こういうことだな」と、自分の中で点と点がつながる瞬間を迎えます。 ごく稀にですが、「お話ししながら、自分のやりたかったことが整理できました」「こんなこと考えていたんだと、自分でも驚きました」と言っていただけることもあります。起業家の「壁打ち」や、コーチングに近い効果があるのだと思います。 つまり、インタビューは相手の思考をやわらかく広げ、言語化するお手伝いをするという側面もあるんです。そ

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
3月12日読了時間: 2分


プロインタビュアーは、インタビューを習ったことがない
「プロのライターや記者は、きっと特別なインタビューの訓練を受けているんだろう……」。そんな風に思って、インタビューに対するハードルを高く感じていませんか? 実はこれ、大きな誤解です。 私が知る限り、大手出版社やテレビで活躍している記者でも、「インタビューのやり方を体系的に教わったことはない」という人がたくさんいます。私も古巣の出版社で教わったことはありません。「報道」つまりニュースを伝える記者もそうです。 これには理由があります。ひとことでインタビューと言っても、実にさまざまなケースがあるからです。例えば、話題の商品・サービスをリリースした企業の経営者に話を聞く、目覚ましい活躍を収めたスポーツ選手に話を聞く、職場でハラスメント被害にあった社員に話を聞く、震災でご家族を亡くされた方に話を聞く……。 インタビューによってどんな相手か異なりますし、扱うテーマも異なります。当然、質問も変わってくるし、相手に問いかける時のこちらの声のトーンも表情も変わります。本来、新米記者を指導すべき先輩記者からすると、「全部教えられるワケがない」となります。まぁ、当たり

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
3月11日読了時間: 2分


インタビューをすればするほど、人間力が磨かれる
★★★インタビュー講座★★★ ★★★「聞く」「問いかける」技術が学べる★★★ ↓↓↓↓↓ https://www.beatandwrite.com/intarview-seminar 「インタビューって、なんだか緊張するし、準備も大変そう…」。初めてインタビューに挑戦するときは、どうしてもそんな不安を感じてしまいますよね。私もそうでした。というか、今でもインタビューの前は緊張しますw でも、インタビューの仕事には、その苦労を補って余りある大きな「特権」があるのをご存知でしょうか。 それは、仕事を通じて「自分自身が学び続けられる」ということ。 毎回違うインタビュイーに話を聞くたび、「へえ、そんな世界があったんだ!」「そんな考え方があるんだ!」と、新しい発見や驚きがあります。自分とは違う業界の第一線で活躍する人や、全く異なる価値観を持った人の話を、1時間や2時間という短い時間で疑似体験できるなんて、とても贅沢な仕事だと思いませんか? インタビューを通じて、人間力が磨かれると言ってもいいでしょう。 話を聞きながら、読者に届けるべき情報・エピソードなどを

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
3月10日読了時間: 2分


身近な人の一次情報
★★★インタビュー講座★★★ ★★★ウェブライターさん、お仕事で「聞きたいことを聞く」必要のある方は必見!★★★ ↓↓↓↓↓ https://www.beatandwrite.com/intarview-seminar インタビューの最大の強みであり魅力は、なんといっても「加工されていない一次情報」を獲得できること。ネットの情報は、誰かが一度咀嚼し、編集した「二次情報」(または三次情報以上)です。それを元に記事を書くことも、もちろん立派な役割があるわけですが——。インタビューで直接お話を聞けば、目の前の人が経験したこと、その瞬間に感じたリアルな想いを、生の言葉として受け取ることができます。生身の人間の頭にしかないことは、AIも"まだ”知りません。 「あのとき、実はこんなトラブルがあって…」「こういう想いでこのサービスを作ったんです」など、検索しても絶対に決して出てこないエピソードは、読者の心を動かす何よりのスパイスになります。誰が書いたか分からないネット情報よりも、目の前で本人が語ってくれた事実の方が、圧倒的に信頼性が高い。それを善意をもって(捻

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
3月9日読了時間: 2分


インタビューは究極のアウトドアスポーツ
インタビューの仕事をしていると、よく「質問力が大事だ」とか「事前準備がすべてだ」と言われます。もちろんそうなのですが、現場で最も痛感するのは、「人間はコントロールできない『自然』そのものである」という事実です。 例えば、インタビューは樹海やジャングルを歩いて進むことに似てると思います。準備段階では、あらかじめ「聞き出したいこと」を決め、質問案を作り、ゴールを見定めます。しかし実際の対話は、整備されたアスファルトの道路を歩くようにはいきません。目の前の人間は、常に変化し続ける複雑な生態系のような存在だからです。 軽い問いかけが、相手の深い核心に触れて、話が大きく逸れることもあります。相手側のコンディションの問題もあります。その日の体調、その日の気分、直前にあった出来事によって、言葉の「茂み」の深さは変わります。ともかく、置かれた状況でベストを尽くし、目の前の相手という密林を丁寧にかき分け、その時、その場所でしか見つけられない言葉を拾い上げる。それがインタビュアーの役目です。 インタビューはサーフィンにも似ています。対話には「流れ」があり、これは刻々

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
2月15日読了時間: 2分


プロインタビュアーは現場に30分前に到着する
★★★「インタビュー講座」2026年2月14日までモニター価格1万1000円で受付中★★★ https://www.beatandwrite.com/intarview-seminar プロインタビュアーにとって、これは単なるタイムマネジメントのルールではありません。仕事に対する誠実さと、臆病なまでの自衛策が入り混じった、一つの儀式のようなものです。 なぜ、そこまで早く着く必要があるのか。そこには、インタビュー特有の「一期一会」のプレッシャーがあります。記事の執筆なら、"泣きを入れれば”締め切りにちょっと遅れても挽回できる余地があるかもしれません(もちろん基本的にはNGですが)。しかしインタビューは違います。対象者の時間は、分単位で管理されている「預かりもの」なのです。 もし交通機関の乱れで15分遅刻したとしましょう。1時間の取材時間は45分に削られます。何より恐ろしいのは、遅刻によって自分自身の心が乱れ、相手との信頼関係という「見えない土台」が崩れることです。呼吸を乱して駆け込んだインタビュアーの言葉に、誰が心を開くでしょうか。一度失った「聞く

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
2月10日読了時間: 2分


インタビューで聞くのは人間模様
★★★「インタビュー講座」2026年2月14日までモニター価格1万1000円で受付中★★★ https://www.beatandwrite.com/intarview-seminar プロインタビュアーの仕事は、ときに著名な経営者や憧れのスターと対峙し、その肉声を聴きます。しかし実は、極限の集中力と繊細な人間理解を要求される、きわめて泥臭い、感情の起伏の激しい仕事です。 そんなプロインタビュアーにとって最も「喜しいこと」は、予定調和が崩れ、相手の「剥き出しの言葉」がこぼれ落ちた瞬間です。 当初は用意された模範解答を繰り返していた取材対象者が、ふとした問いかけをきっかけに、ふっと表情を緩める。あるいは、深い沈黙のあとに「こんな話、初めて人に話すんですが」と、心の奥底に眠っていた記憶を語り始める。そのとき、現場の空気は密度を変え、静かな熱を帯びます。 自分の準備した「問い」が、相手の人生という「鍵穴」にカチリとはまった感覚。この、他者の人生の一部を分かち合う濃密なカタルシスこそが、この仕事から離れられなくなる最大の報酬です。 インタビューの原点は人

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
2月9日読了時間: 3分


プロインタビュアーは死者の言葉も紡ぐ
★★★「インタビュー講座」2026年2月14日までモニター価格1万1000円で受付中★★★ https://www.beatandwrite.com/intarview-seminar 「図書館は、死者らで満ちあふれた魔の巣窟である」と、アメリカの思想家エマソンの言葉を引用して教えてくれたのは、ラテンアメリカ文学ブームの口火を切った作家ホルヘ・ルイス・ボルヘスでした。 プロインタビュアーによって綴られた本・テキストも、少し先の未来において、死者の言葉の記録になることでしょう。そこに、ひとまとめに編纂された人間の思想なり、人間の取り組みの記録なり、価値あるものがまとまっているとしたら、きっと後世の人々の役に立つだろうと私は信じています。 「今綴っている記録」がやがて「死者たちの記録」になるという話ですが。一方でプロインタビュアーは、すでに亡くなった人の声を、文字に起こすこともできるんです。平たくいうと、「もう亡くなったけれど、あの人はこう言っていた」という話を、生きている人から聞いて記録するわけですね。 これに関連して、インタビューの力・効果の話を

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
2月7日読了時間: 4分


インタビューライターは「言葉が出てくる感覚」を大事にしたい
★★★「インタビュー講座」2026年2月14日までモニター価格1万1000円で受付中★★★ https://www.beatandwrite.com/intarview-seminar 私の一人娘(今年小学4年生)は、この歳にしては結構本を読んでいると思います。とある子供用文学全集はすべて読み尽くし、三国志は子供向けと準子供向け(?)を含めて2度読んでいます。日本の古典、ギリシャ神話、『マジック・ツリーハウス』にもめっぽう詳しい。 自分は出版業界に入りましたが、子ども頃、本はあまり読まなかったです。浪人の時、椎名誠を読んで出版業界にあこがれて入ったようなところがあります。 この話に通じるんですが、先日あるインタビューライターと蒲田の韓国料理店で飲んでいた時、「うちで『インタビュー講座』をやろうと思うんだけど、どう思う?」と聞いたら、相手は「うーん」と苦い表情をするんです。 インタビューをした後、文章にまとめる想定の講座なワケですが、彼曰く「文章を扱う仕事の上手い下手は、テクニック云々より、どれだけ本を読んできたかで決まるんじゃないか」と言うんです

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
2月5日読了時間: 2分


プロインタビュアーがエレベーターのボタンを押しまくる理由
★★★「インタビュー講座」2026年2月14日までモニター価格1万1000円で受付中★★★ https://www.beatandwrite.com/intarview-seminar 突然ですが、私はエレベーターの操作を率先して行います。例えば、経営者にインタビューするため相手の会社を訪れるとき。会社の総合受付が上の階にあったりするので、エレベーターで昇ります。 で、エレベーターの“カゴ”に入って「操作盤」の前に立ち、自分が降りる階のボタンを押すと同時に、他にも人がいれば「どちらの階ですか?」と聞いてボタンを押すようにしています。 実は企業を取材するとき、エレベーターは格好の「人間観察の場」です。会社によって本当にさまざまです。ある会社では、社員が自分の降りる階のボタンを押したらスマホを見ながらサッサと奥のほうに行く。また別の会社では、社員が私を見て来客だと気づき「受付階でよろしいですか?」と聞いてボタンを押してくださる。 どちらのほうが気分がよいか。もっと言うと、どちらのほうが客観的にみて「いい会社」か――。言うまでもないでしょう。まぁ、それ

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
2月4日読了時間: 3分


インタビューライターは広報担当者と共謀する
★★★「インタビュー講座」2026年2月14日までモニター価格1万1000円で受付中★★★ https://www.beatandwrite.com/intarview-seminar ちょっと矢沢永吉っぽくタイトルをつけてみましたが、すみません。「共謀する」は正しくいうと「共創する」ですね。ギリギリ「企てる」か――。 インタビューに先立ち、ライターは事前準備をします。例えば、オウンドメディアなどで上場企業社長にインタビューする場合を考えてみましょう。 上場企業ともなれば全国紙にちょくちょく情報が出ます。 日経電子版 、もし使える環境があるなら「 日経テレコン 」で、相手の会社の直近のニュースをすべてチェックします。他紙・他誌に載っている直近の社長インタビューはすべて読み、社長が本を出したのなら、そちらにも目を通す。そして、どんなことを聞くか考えます。 それで基本的にはインタビューで、「まだ世に出ていない事実・コメント」を引き出します。そうでなければ、新たにインタビューする価値がないからです。予定調和をよしとするパターンもなくはないですが、基本的

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
2月3日読了時間: 3分


プロインタビュアーがPlaud NotePinを手放した理由
★★★「インタビュー講座」2026年2月14日までモニター価格1万1000円で受付中★★★ https://www.beatandwrite.com/intarview-seminar 自動文字起こし・AIボイスレコーダーの「Plaud Note」。アメリカ発の製品で、日本国内では2023年10月頃から発売されました。私が使い始めたのは2024年末。この頃から一気に国内で広まった印象があります。 その特長は何より、文字起こし精度の高さにあります。私は2024年末まで文字起こしアプリ「Notta」を使っていましたが、当時、あまりに精度が違うと感じてPlaud Noteに乗り換えました。現在は両者ともに高精度ですが、話者の識別においてはPlaud Noteに軍配が上がると感じています。 話者を識別するって結構大事です。インタビュー現場でインタビュアーは自分1人でも、インタビュイー(答えてくれる人)が3~4人いることも普通にあります。それに加えて広報担当者さんが時折、話したりもする。1つのインタビューで合計5~6人が話すこともありうるわけです。誰が何を

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
2月2日読了時間: 3分


インタビューライターは、自分が「なるほど」と答える回数をカウントしている
★★★「インタビュー講座」2026年2月14日までモニター価格1万1000円で受付中★★★ https://www.beatandwrite.com/intarview-seminar インタビューをしているとき、相手の回答を聞いて「なるほど」「分かります」と答えるのは少し気を付けた方がいいです。簡単にいうと、「おっしゃっていることは私も知っていますよ」と、やや上から目線な印象を相手に与える可能性があるから。 相手は“とっておきの誰も知らない話”をしてくれたのかもしれません。なのにそんな受け答えをすると相手の気勢をそいで、その後、話が弾まなくなる可能性があります。「そうなんですね!」「興味深いお話ですね」など、ふさわしい答え方はほかにもいっぱいあるはずです――。 という話をインタビュー講座でもしているのですが、「なるほど」は自分も結構、使ってしまうんですよね。便利な言葉というか。この言葉にはもちろん良い面もあり、相手の話を聞いて「思わず膝を打つほど驚いた」というニュアンスが確かにあるわけです。 で、果たしてインタビュアーとして「なるほど」という受

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
2月1日読了時間: 2分


インタビューライターはなぜスマホをICレコーダー代わりに使わないのか
★★★「インタビュー講座」2026年2月14日まで★モニター価格1万1000円で受付中★★★ https://www.beatandwrite.com/intarview-seminar インタビューライターにとって、なくてはならない道具――。いくつかありますが、録音デバイスはその一つです。生成AIの性能が高まり、音声データから精度の高い文字起こしができるようになった今、その重要性は高まっていると言っていいでしょう。 録音デバイスといえば従来はもっぱら、ICレコーダーのことでした。もっと昔はテープレコーダーですね。昔も今もオリンパスの製品が売れている印象があります。最近は、特定の生成AI文字起こしサービスにひもづいた専用デバイスもあります。 一方、スマホに文字起こし専用アプリを入れて、録音しながら同時に文字起こしをする方法もあります。AI音声認識プラットフォーム「Notta」はこの方法が可能です。ようするにスマホがあれば、ICレコーダーはなくても足りてしまうわけです。 または、スマホの録音アプリをICレコーダー代わりに使い、録音データをNotta

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
1月31日読了時間: 3分
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