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コーポレートコミュニケーション担当なら知らなきゃモグリ? な図書館
先日、神奈川県立川崎図書館に行ってきました。目当ては、社史のコレクションです。同図書館は開館以来、社史の収集を続けていて、蔵書はおよそ2万2,000冊。国内でも屈指の規模を誇ります。館内には多くの社史が業種ごとに並べられ、自由に手に取って閲覧できます。ひと言で社史といっても、実にさまざまなものがあります。基本的には、会社の歴史を時系列で解説し、巻末に売上高や社員数の推移などを資料としてまとめたものが多いのですが――。例えば、お菓子メーカーの社史。巻末に歴代のヒット商品をパッケージ写真とともに紹介したり、テレビCMのタイトルや出演タレントを一覧にしたり。そのメーカーのファンが見たら、「懐かし~!」と思うようなコンテンツも載っているんです。社史というと、堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、ファンが楽しめる読み物にもなるわけですね。

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
2 時間前読了時間: 3分


プロも知らない「原稿チェック」のワザ
発売された書籍に重大な事実誤認が見つかり、出荷・販売中止、回収が決まったというニュースが世間を賑わせています。同じ業界にいる者として、冷や汗が出る思いがします。関係者や読者の皆さんに、これ以上の被害が及ばないことを願っています。今回のできごとの詳しい原因は分かりませんし、私が語る立場にもありません。ただ、原稿チェックには「やり方」があるので、その話をしたいと思います。
校正・校閲の入門書を読むと、基本的なプロセスが紹介されていますね。出版に携わる人なら、ぜひ一度は目を通しておきたいものです。
それに加えて、私自身が気をつけていることがあります。大きく二つあります。

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
2 日前読了時間: 4分


沖縄好きが首里城でやらかした話
首里城(沖縄県那覇市)の正殿が、いよいよ復元完成を迎えます。11月23日から一般公開も始まるとのこと。本当におめでたいですね! 自分は北海道生まれの東京都民ですが、沖縄が大好きです。まぁ、そこらによくいる「沖縄好き」の一人です。 47都道府県の中でも、「北海道好き」「京都好き」「沖縄好き」はとびぬけて多い印象があります。 そんな自称「○○好き」って、その地域のうんちくを披露する傾向があるように思うんです。 というわけで今日はコミュニケーションの話を。「地域うんちく自慢」で痛い目にあった、「やらかした」話です――。 “復元”された首里城 10年ほど前、仕事で那覇を訪れたときのこと。那覇の繁華街・松山にあるカウンターだけの小さなおでん屋さんに入りました。 早速、地域うんちく自慢ですが、沖縄のおでんって本当に美味しいんです。レタスや豚足、ウインナーソーセージなんかが入っていて。あぁ、思い出すと沖縄に行きたくなります。 その、おでんをつまみながら泡盛を飲んでいると、カウンターにいた男性客に声をかけられました。常連客のようです。 店のおかみさんとその男性、

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
4 日前読了時間: 3分


言葉は生きている――国会答弁/ウクライナ問題/アレン様
言葉は、時代によって変わることをご存知でしょうか?
最も分かりやすいのは現代語と古語ですが、長く生きていると現代語の中でも「昔と変わったな」と感じることが出てきます。例えば「早急」。子どもの頃、漢字テストで読み方が「さっきゅう」だと知り、ショックを受けたことがあります。あてずっぽうで「そうきゅう」と書いたら先生から×をもらった(笑)。ところが今では、「そうきゅう」と読む人が多いですよね。調べてみると、明治時代の書物にも「そうきゅう」という読み方が載っていたそうです。ずいぶん昔から、両方の読み方があったと。

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
11月1日読了時間: 2分


アンドロイドは笑いながら怒る人の夢を見るか?
仕事柄、周囲の人たちの言葉のやり取りとか、コミュニケーションに注目してしまうのですが、先日ちょっと驚くことがありました。

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
10月30日読了時間: 3分


「今ココの価値」を放つコンテンツ
「今でしょ!」のセリフで一躍有名になり、マルチタレントとしても活躍する某予備校講師の方に、インタビューしたことがあります。 各界著名人に「好きな本」を紹介してもらうという雑誌の企画でした。 ビジネス書を挙げる人がいたり、写真集を挙げる人がいたり、週刊誌を挙げる方がいたり。人によって選ぶ本がまったく違い、とても面白いインタビューとなりました。 その講師の方が挙げたのは、芥川龍之介の文庫本。 さすが国語(現代文)の講師でおられます。特に、そこに収められている『トロッコ』が傑出した作品だとおっしゃいます。 インタビューの途中で、私はこんな質問をしました。 「では、この本はどんな場面で役立ちましたか?」 すると、講師の方は驚いたような顔をして、私を見つめました。 思わず私も驚いてしまいました(笑)。質問の意図が伝わっていないのだと思い、補足しました。 「この本を読んで、人とのコミュニケーションについて深く考えるようになったとか、家族との時間をより大事にするようになったとか、役に立ったことがもしあれば教えていただきたいのですが」 すると、講師の方はこうおっ

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
10月29日読了時間: 3分


ノートは「浮気」する――発想をほぐす道具の選び方
大手広告代理店に勤めるコピーライターの方と雑談をしていたときのことです。ふとした流れから「普段どんな文房具を使っているか」「こだわりはあるか」という話になりました。すると、その方はいたずらっぽい笑顔を浮かべて、こう言ったのです。 「ノートは浮気するんです」 一瞬ドキッとしましたが、理由を聞いて思わず深くうなずいてしまいました。いつも同じノートを使い続けるのではなく、毎回違うノートを選ぶようにしているのだそうです。なぜなら――。 「使う道具が変わると、自分の発想も変わるから」 発想の変化を促す道具 数えきれないほどの案をひねり出すプロの世界。データの整理やAIの活用はもちろん行いつつも、頭の中にあるかすみのようなアイデアを言葉として形にするときは、今でも紙のノートが欠かせないと言います。 道具の「手触り」が思考を解き放つ たしかに、ノートの大きさや紙質、罫線の有無や表紙のデザインが変わると、ページを開いたときに受ける感覚もガラリと変わります。帳簿や日報のような記録・管理のための作業であれば、常に同じフォーマットを使うほうが効率的です。しかし、そうし

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
10月21日読了時間: 3分


京都の料理屋で教わった、情報発信で「正しさ」よりも大切なこと
京都にある、とある料理屋さんを取材したときのことです。 記事の最後にお店の基本情報として、「最寄駅から徒歩何分か」を記載する項目がありました。 実際に歩いてみたらゆっくりペースで4分程度だったので、原稿に「徒歩4分」と書き、お店に内容確認をしていただきました。 後日、店主から電話がありました。 「原稿の『徒歩4分』という部分を『徒歩5分』に直してもらえますか?」 思わず「そんなにかかりますかね?」と聞くと、店主の方はこうおっしゃいました。 「4(し)は縁起が悪いからね」 正しさの先にあるもの 思わずハッとしました。自分にとって「4分」は単なる数値に過ぎませんでした。 しかし商売を営む方たちからすると、記事のように"形になるもの"は、縁起を担ぎ、気持ちよくお客さまをお迎えするためのものであってほしい――。 もちろん正確さは大切というか基本です。さすがに黒いものを「白」と書くわけにはいきません。しかし、情報を発信するのも受け取るのも常に「人」。根っこにあるその事実を考慮しなければ本末転倒だと、気づかせてもらいました。 言葉や情報の出し方ひとつで、受け

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
10月20日読了時間: 2分


拷問よりも効く!? テロ容疑者の口を割る方法
「グアンタナモ」と聞いてピンと来る方、いますか? はい。あなたは戦争アクション映画の見過ぎですw かく言う自分もそうなのですが――(もちろん戦争には大反対です)。 キューバのグアンタナモ湾というところに米海軍基地があり、そこに捕虜収容所があるんですね。2001年のアメリカ同時多発テロ事件(9・11)以降、ブッシュ政権下の「対テロ戦争」の一環として建設・運営されている施設だそうです。 ここには、主にアルカイダやタリバンに所属するテロ容疑者が収容されました。この間、捕虜に弁護人立会いを認めなかったり、無期限拘禁をしたり、過酷な尋問・拷問が行われたりしたことが明るみになり、国際人権団体や国際社会から強い批判を浴びたこともあります。 そんな背景があるがゆえ、戦争アクション映画で、元CIAエージェントなどが「俺は相当ヤバい仕事をしてきた」という意味を暗に示すため、「俺はグアンタナモにいた」というセリフを吐く場面があったりします。 前置きが長くなりましたが――。 ①捕虜を尋問するとき、②人にインタビューをするとき。この二つに共通点があると言ったら、皆さん驚く

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
10月18日読了時間: 3分


カザフスタンで聴いた『パリの散歩道』
起業仲間から「海外旅行代理店業を始めた」と連絡がありました。もともと大手旅行代理店に勤めていた人で、旅行に対する思い入れも強く、旅先でのいろんな思い出も聞いたことがあります。いやあ! めでたいめでたい。 なんてことを考えていたら、自分が海外を訪れた時の情景が突然、パッと頭に思い浮かびました。 ただし、その情景が旅の主目的やハイライトではなく、ほんのちょっとした出来ごと・瞬間だったのが意外でした。 その情景とは――。 地質調査でカザフスタンを訪れた時、ホテルの前に停まっていたクルマのラジオから『Parisienne Walkways』(パリの散歩道)が流れてきたときの情景。 カザフスタンは中央アジアの国。地図で見るとロシアの下にあります。 『Parisienne Walkways』は北アイルランド生まれのスーパー・ギタリスト、ゲイリー・ムーア(Gary Moore、故人)が1978年に発表した名曲。"泣きのギター"名手の、哀愁たっぷりな代表作です。 私がカザフスタンを訪れたのは1997年と98年の2回。ロシアとの国境近くにある小さな田舎町を訪れまし

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
10月17日読了時間: 3分


木を「伐る」ことを決断したハウスメーカーの話
以前、ある住宅メーカーのオウンドメディアのお手伝いをした時、記事の表記について独自のこだわりを持っておられ、思わず唸ってしまいました。 その住宅メーカーは建材として国産の木材を使います。その木材をつくるため全国各地に植林地・森林を所有しており、木を育てるところから取り組んでいる。 同社のオウンドメディアの記事中には、"木を伐採する"という意味で「きる」という表現が出てくるのですが、その際、漢字を「木を切る」ではなく、必ず「木を伐る」と統一表記しているのです。 文字は哲学を表す 実は「きる」という漢字は色々あります、「切る」「伐る」「斬る」「剪る」……。 新聞記事ではこれらをすべて「切る」に統一することが多いです。常用漢字に「きる」は、「切る」しかないので。「より多くの人にとって読みやすいように」という判断からこのようにしているわけです。 しかしこの住宅メーカーは、あえて「伐る」という漢字を使っている。これは読み手に、静かで強烈なニュアンスを与えます。 里山に人が入り、手塩にかけて育てた木。それを活かすために命をいただくというような。木や森に対する

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
10月8日読了時間: 3分


スティーブン・キングの映画『スタンド・バイ・ミー』が教えてくれたこと
娘が突然「スタンド・バイ・ミーを観たい」と言い出しました。家族3人でアマプラで観ることにしました。きっかけは「朝日小学生新聞」。この映画を見た子どもの感想文が掲載されているのを読んで、興味を持ったようです。 自分は20年ぶりくらいにこの映画を観ましたが、細かいところはすっかり忘れてしまい――。初めて見るかのような気持ちで楽しむことができました。 原作者の物語 一番「あっ、そうだった!」と思ったのは、この映画が原作者スティーブン・キングの回顧録のような側面を持っていたということです。この映画の“語り手”であるゴーディは、大人になって小説家になるんですよね。 物語の大半はゴーディの少年時代の記憶として展開します。 その主軸となるのが少年クリス。彼は少年たちの間のリーダー格、強くて頼もしい少年なのですが、学校の担任の先生に給食費窃盗の“濡れ衣”を着せられた過去があります。それが彼の心に深いトラウマを残している。 「うちが貧乏だからだ。金持ちの家だったらそうはならない」と、可哀想なクリスは泣きながらゴーディに語ります。彼の心の痛みが、観る者に強く響きます

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
9月10日読了時間: 3分


インタビューにおける「トヨタ生産方式」「どちて坊や」問題
主にビジネスで発生した課題の原因を探る手法として「なぜなぜ分析(5 Whys)」というのがあります。「なぜその課題が発生したか」「その原因はなぜ起きたのか」……と5回繰り返すと、本質的な原因にたどりつくことができる、という思考のフレームワークですね。 一方で(ものすごく突然ですが)、アニメ『一休さん』に「どちて坊や」というキャラクターが存在するのをご存知でしょうか? 私くらいの年代の方でなければ知らないと思いますが(-_-;) どちて坊やは、何か分からないことがあると、何でも周りの大人たちに「どちて? どちて?(どうして?)」と聞きまくる。その問いかけがとてもしつこくて、ついに一休さんも新右衛門さんも参ってしまう。そういうキャラです。 インタビューで「どちて坊や」にならない インタビューで相手の回答に対して、「それはなぜですか?」「どうしてですか?」と質問を繰り返し、本質に迫ろうとするときがありますよね。そうやって深掘りすると、インタビュイーの心の中に潜む信念とか、大切にしている考えがあらわになったりします。 しかしインタビューで「なぜ?」「どう

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
9月6日読了時間: 3分


インタビューの質問力を上げる「映像化」テクニック
例えば経営者の方にインタビューをしているとき、相手が「私は社員とのコミュニケーションを大事にしています」と言ったら……。 「はい、そうですか」と次の質問に移ってはいけません。ここは話を深掘りして聞かないといけない。 なぜなら「コミュニケーション」という言葉は、具体的な行動を表してはいなんですね。原稿に「〇〇社長は、社員とのコミュニケーションを大事にしています」と書いても、具体性を欠くので面白くないわけです。「ふわっ」とした原稿になってしまいます。 映像化するためには5W1Hの情報が必要 ようするに「5W1H」が大事という話なのですが、「いつですか?」「なぜですか?」とたたみかけるように聞くと、尋問のようになってしまうので避けたいところ。 そんなとき自分は「頭の中で映像化する」というテクニックを使っています。 「私は社員とのコミュニケーションを大事にしています」という社長の回答に対し、「具体的にどんなことをするんですか?」と聞いていく。すると――。 「全社員と1on1ミーティングをしています」「オフィスでの雑談を大切にしています」といった話が出てく

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
9月4日読了時間: 2分


事前プロットでライティングが爆速になる
インタビューで「とりあえず会って話を聞いてみよう」と臨んでしまうと、後で文字起こしをチェックするだけで途方もない時間がかかり、執筆で行き詰まってしまうことがあります。実は、この悩みから抜け出すためのシンプルなコツがあります。 それは、質問票を作るときに、あらかじめ原稿の「プロット(仮の構成)」を同時に決めておくことです。 質問票と構成案は同時に作る インタビューでは質問を、原稿の構成の順、つまりストーリーの流れに沿って聞きます。 こうすることでインタビューの録音や文字起こしデータをそのまま生かして、スムーズに原稿を執筆できるようになります。あらかじめ「どのような話を、どのような順番で原稿に入れるか」を仮に決めておく。これだけで、インタビューが終わった後の執筆作業にかかる時間は劇的に短縮されます。 「仮の地図」があるから、寄り道を楽しめる 「先に構成を決めてしまったら、枠にはまった退屈な話しか聞けなくなるのでは?」と不安に思うかもしれません。でも、実際はその逆です。 「今回はこういうストーリーになるはずだ」というプロット、いわば仮の地図を持っている

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
9月3日読了時間: 2分


検索で出る情報は前提。相手が「そこまで調べてくれたのか」と驚くインタビュー事前調査の極意
「インタビュー前に、相手のホームページやSNSを一通りチェックしました」 ライターの方から、こうした準備の報告を受けることがあります。もちろん大切な一歩ですが、検索すれば誰でも1分でわかる情報をなぞるだけでは、相手の心を開くことはできません。 相手からすれば「それ、うちのウェブサイトに書いてありますよ」となってしまうからです。 では、相手が「そこまで調べてくれたのか!」と目を見張り、前のめりで語り出してくれるプロの事前調査とは何が違うのでしょうか。 インタビューで「仮説」をぶつけるために事前調査する ネット検索で手に入る情報は、いわば取材の「入場チケット」です。それ自体はゴールではなく、スタート地点に過ぎません。 事前調査で本当に目指すべきなのは、集めた情報をもとに「自分なりの仮説」を立てることです。 たとえば「御社はどんな事業をされていますか?」と聞くのは、単なる調べ不足に映ってしまいます。 そうではなく、「業界の動向を拝見すると、この新規事業は〇〇の課題を解決するために始められたのではないかと感じたのですが、実際はいかがでしょうか?」と問いか

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
8月30日読了時間: 2分


インタビューの質問票の重要性とその活用法
「せっかく準備した質問票なのに、本番では上から順に読み上げるだけで終わってしまった……」 インタビューの現場で、そんな苦い経験をしたことはありませんか?手元のメモに目を落とし、「次は3番、その次は4番……」と消化することに必死になる。相手の表情を見る余裕もなく、まるで台本をなぞるようなぎこちない空気になってしまうのです。 かつての私も、まったく同じ失敗を何度も経験してきました。質問票に縛られるあまり、相手が目の前でこぼしてくれた「本当に面白い本音」を拾い落としていたのです。 インタビューの質問票の存在意義 では、なぜ綿密な質問票を用意するのでしょうか。それは、がんじがらめの取材をするためではなく、現場で起こる想定外を受け入れる、なんならそれを楽しむためです。 「この記事で何を伝えたいのか」という目的地と命綱があるからこそ、私たちは現場で相手の話が予想外の方向に脱線したとき、安心してその「寄り道」を楽しめます。 「そのお話、すごく面白いですね!」と、予定にない質問へ思い切って飛び込めるのは、「いつでも戻ってこれる場所」が質問票として手元にあるからで

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
8月29日読了時間: 2分


アマチュアは「思いつき」で聞く、プロライターは「仮説」で編む
「インタビュー本番で、次に何を聞けばいいか分からなくなり、頭が真っ白になってしまった……」 そんな経験はありませんか? 話が途切れるのを恐れて、その場で思いついた質問をあわててぶつけてしまう。結果として、全体の一貫性がなくなり、後から原稿をまとめるときに途方に暮れてしまう。これは、ライターの仕事を始めたばかりの頃に誰もが通る道です。 かつて自分も、インタビュー現場で何度も同じ冷や汗をかいてきました。 この「思いつきの質問」から抜け出し、自信を持ってインタビューを進めるために大切なのが、本番前に自分なりの「仮説」を立てておくことです。 アマチュアは「思いつき」で質問するから疲れる 準備なしで本番に臨むと、どうしてもその場の雰囲気や、相手の表面的な言葉に流されてしまいます。 「次はこれを聞いて、その次はこれ……」と、頭の中で次の質問を探すことに必死になり、相手の話を心から楽しむ余裕がなくなってしまうのです。これでは、まるでゴールのない迷路をさまよっているようなもので、聞き手も話し手も疲れてしまいます。 一方、インタビューがスムーズな人は、本番前に徹底

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
8月27日読了時間: 3分


「もっと早く知りたかった」――独学ライターがインタビューの壁を突破する第一歩
「インタビューの本番はすごく盛り上がったのに、いざ原稿を書こうとすると、どうまとめていいか分からなくなってしまう……」 そんな悩みを抱えたことはありませんか? 独学でライター活動を始め、一歩一歩キャリアを重ねていくなかで、多くの人が最初にぶつかるのがこの「インタビューの壁」です。話が弾んでICレコーダーの音源は2時間超え。しかし、いざパソコンに向かうと、読者に響くエピソードがどれなのか分からなくなってしまう。 実は、この壁を乗り越えるために必要なのは、特別なセンスや「聞き上手」の才能ではありません。インタビューを始める前に行う、ちょっとした「事前設計のコツ」を知っているかどうか、ただそれだけなのです。 遭難しないための「4つの羅針盤」 インタビューが「ただの雑談」になってしまったり、逆に質問責めのような重い空気になってしまったりするのを防ぐために、あらかじめ決めておきたい4つの羅針盤があります。 誰に:この記事を、どんな人に届けたいのか? 何を:読者に何を感じてもらい、どんな小さな変化を起こしたいのか? どのように:どんな切り口や視点からアプロー

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
8月21日読了時間: 2分


ライターがインタビューで準備をするのは、「想定外」という化学反応を楽しむため
「インタビューを成功させる秘訣は何でしょうか?」と聞かれたとき、私はいつも迷わず「事前準備です」とお答えしています。
当社の「インタビュー講座」でも繰り返し強調しているのですが、プロのインタビュアーは、音楽アーティストがライブの前にリハーサルをするように、また鮨職人が早朝から仕込みをするように、本番前に周到に準備を重ねます。
インタビュアーにとっての準備とは、具体的には「質問票(質問リスト)をつくること」と「相手やテーマに関する事前調査を行うこと」の2つ。これらを愚直に行うだけで、インタビュー本番の成功率は格段に上がります。

中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
8月19日読了時間: 4分
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