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「話す」ではなく「聞く」スキル
普段の会話で、ついつい「自分の話」ばかりしていませんか。インタビューという場は、自分の話をいったん横に置き、「相手の話だけに集中する」絶好の機会です。 実はこの「相手の話に100%耳を傾ける」という経験、そのためのスキルは、ライターだけでなくあらゆるビジネスパーソンにとって非常に価値があります。 例えば、営業職の方にとっても、お客様の話に徹底的に集中し、本音を引き出すヒアリング力は不可欠です。 相手の言葉に耳を傾け、適切な相槌を打ち、さらに深く問いかける。このプロセスを繰り返すことで、間違いなく「会話上手」になることができます。これがひいては、数百万円、数千万円~の売上を会社にもたらします。 インタビュー講座の受講生からも、「人の話を聞くことのパワー」に気づいたという声が寄せられています。記事を書く予定がない方でも、「聞くプロ」としてのスキルを磨くことは、仕事のパフォーマンスを大きく向上させる武器になるはずです。
中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
4月3日読了時間: 1分


マイルス・デイビスに学ぶ「聞き手」の創造性
インタビューは即興演奏(インプロビゼーション)に似ています。用意した質問の譜面をなぞるだけでは、相手の心の奥底にある真実には届きません。そこで求められるのは、予期せぬ事態を「正解」へと変える、聞き手としての覚悟です。 ジャズ・ピアニストのハービー・ハンコックは2014年2月3日、米ハーバード大学における全6回の特別講義シリーズ「ノートン・レクチャー(The Charles Eliot Norton Lectures)」の中で、かつてのマイルス・デイビスとのセッションを振り返りました。 演奏の途中で、ハービーは「間違えた」コードを弾いてしまいます。自分でも顔を覆いたくなるような大ミス。しかし、次の瞬間、マイルスはそのコードに続く音を何事もなかったかのように鳴らし、演奏を続けたのです。マイルスはそれをミスとして否定せず、新しい響きの一部として受け入れ、音楽をさらに高い次元へと導きました。 ※こちらに動画があります。 https://x.com/BrandonKHill/status/1615581324966006785?s=20...
中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
4月1日読了時間: 2分


インタビューライターは神話を書いている
当社の「インタビュー講座」では「文章の書き方」は教えていません。作文はもはや「AIをどう使うか」という話になりつつあるからです。しかし、当講座のなかでインタビューのロールプレイをもとに原稿を書いてもらうので、文章の「構成」については簡単に触れるようにしています。 文章の構成といえば、「起承転結」や「序論・本論・結論」、あるいはビジネス文書でよく使われる「PREP法(結論→理由→具体例→結論)」などが有名です。文章の書き方の本で、必ずといっていいほど登場するおなじみの「型」です。しかし正直に言うと、自分はこれらの型を使って文章を書いたことがほとんどありません。駆け出し記者の頃、どうしても原稿が書けなくて、むりやり起承転結に当てはめて書いたことが2、3度あったとは思いますが。 なぜ型に頼らないのか。それは、取り上げるテーマや企画の狙いによって、ふさわしい文章の構成が変わってくるからです。雑誌をつくっていたから特にそうなのでしょう。記事で取り上げるのは、京都の料亭のご主人、オーベルジュのオーナー、アンチエイジングの専門家、プロトライアスリート、大河ドラ
中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
3月28日読了時間: 2分


緊張を一瞬で消し去る魔法の言葉
自分は26年間インタビューの仕事を続けていますが、インタビューがある日はいまだに緊張します。準備も済んでいるし、別に直前に緊張して良いことは何も無いのですが…。でも、そんなときに使えるテクニックがあります。それは「自分をモノに例える」ことです。 「アファメーション」という、自分で自分に言葉を言い聞かせ、潜在意識に働きかけるテクニックがあります。例えば、野球少年が「俺は大谷選手だ」と心の中でつぶやきながら、バッターボックスに入るのは効果がありそうです。 で、インタビュアーの自分はいつの頃からか、自分で自分に「俺はスポンジだ」と言い聞かせるようになりました。本当にヘンテコなアファメーションなのですが、これには「スポンジが水を吸い込むように、今日はただひたすら相手の言葉を吸い取るんだ」という意図が込められています。まぁ、それなりに効果があったと感じています。 ところが「俺はスポンジだ」というアファメーションにはもう一つ、別の効果があることが最近分かりました。実は、自分をモノに例えるアファメーションは「感情を切り離す」効果があるらしいのです。確かにスポン
中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
3月26日読了時間: 2分
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