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マイルス・デイビスに学ぶ「聞き手」の創造性

  • 執筆者の写真: 中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
    中島洋一(株式会社ビートアンドライト代表)
  • 4月1日
  • 読了時間: 2分
マイルス・デイビスに学ぶ「聞き手」の創造性

インタビューは即興演奏(インプロビゼーション)に似ています。用意した質問の譜面をなぞるだけでは、相手の心の奥底にある真実には届きません。そこで求められるのは、予期せぬ事態を「正解」へと変える、聞き手としての覚悟です。


ジャズ・ピアニストのハービー・ハンコックは2014年2月3日、米ハーバード大学における全6回の特別講義シリーズ「ノートン・レクチャー(The Charles Eliot Norton Lectures)」の中で、かつてのマイルス・デイビスとのセッションを振り返りました。


演奏の途中で、ハービーは「間違えた」コードを弾いてしまいます。自分でも顔を覆いたくなるような大ミス。しかし、次の瞬間、マイルスはそのコードに続く音を何事もなかったかのように鳴らし、演奏を続けたのです。マイルスはそれをミスとして否定せず、新しい響きの一部として受け入れ、音楽をさらに高い次元へと導きました。


※こちらに動画があります。


このエピソードは、インタビューの本質を突いていると思います。取材相手が言葉に詰まったり、予定調和を乱す発言をしたりしたとき、それを「ノイズ」として処理するのか、あるいは物語を深める「転調」として捉えるのか。


相手の揺らぎも肯定し、そこから新しい意味を紡ぎ出せれば最高。マイルスがハービーのミスを鮮やかな旋律に変えたように、不完全さの中から、お互いだけが創りだせる美しさを見出せるかもしれません。


言葉のセッションを通じて、独奏では辿り着けない場所へ。インタビュアーは単なる記録者ではなく、インタビュイーと共に響きを作る表現者でありたいですね。


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