ノートは「浮気」する――発想をほぐす道具の選び方

2 分前
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大手広告代理店に勤めるコピーライターの方と、雑談をしていたときのことです。
ふとした流れから「普段どんな文房具を使っているか」「こだわりはあるか」という話になりました。すると、その方はいたずらっぽい笑顔を浮かべて、こう言ったのです。
「ノートは浮気するんです」
一瞬ドキッとしましたが、理由を聞いて思わず深くうなずいてしまいました。いつも同じノートを使い続けるのではなく、毎回ちがうノートを選ぶようにしているのだそうです。なぜなら――。
「使う道具が変わると、自分の発想も変わるから」
数えきれないほどの案をひねり出すプロの世界。データの整理やAIの活用はもちろん行いつつも、頭の中にあるかすみのようなアイデアを言葉として形にするときは、今でも紙のノートが欠かせないと言います。
道具の「手触り」が思考を解き放つ
たしかに、ノートの大きさや紙質、罫線の有無や表紙のデザインが変わると、ページを開いたときに受ける感覚もガラリと変わります。
帳簿や日報のような記録・管理のための作業であれば、常に同じフォーマットを使うほうが効率的です。しかし、そうした定型作業の多くがパソコンに置き換わった現代だからこそ、ノートの役割も「記録すること」から「思考の解放」へと変わってきたのかもしれません。
データを分析したり加工したりするのはパソコンやAIの得意分野ですが、人間の脳内にあるかすみのようなアイデアを形にする場面では、まだまだ手書きの紙に軍配が上がると自分も感じています。
「最近どうも発想が凝り固まっているな」と感じたときは、あえていつもと違うノートを手に取ってみてはいかがでしょう?
そんな小さな変化が、新しい視点を連れてきてくれるのかもしれません。
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